PlayStation VRの感想の続きです。





メイン電源スイッチは、HMDから伸びるケーブルの途中にあります。電源ボタンやマイクミュートボタンもここにあります。また、イヤホン端子もここにあります。




附属のイヤホンはケーブルがとてもしなやかで、HMDからのケーブルによく絡みます。結構頻繁に絡むのでワイヤレス化したくなりますが、現状では3DサウンドはこのHMDのリモコンからしか出ないので、ワイヤレス化はできません。但しイヤホンは附属のものでなくても、3Dサウンドに対応できるようです。




HMD部分を使っていないときの収納袋ですが、大きめのシューズバッグ(巾着)あたりが最適なように思いますが、運よくこういったカバンを買ったときの梱包袋でもあれば活用できると思います。

さて、ソフトウエア面ですが、現状ラインナップされているPS VR対応ソフトの中だと、有償のPlayStation VR Worlds を買わなければ始まらないと思います。無償のものもいくつか出ていますが、いかんせん本当に触りだけなので。


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ただ、ここに収録されているゲームも、繰り返して「やりたい」という中毒性のあるものではなく、いずれも数回プレイすれば飽きる内容のもの。VRソフトというのは難しいものだなぁと思います。

VR対応ソフトの中でも、自分の位置が移動できるものならVRっぽくていいんですが、自分の位置が固定されているものだと、単なる3D対応ソフトの延長としか感じられないんですよね。一方で、自分の位置が移動できればいいかというとそうでもなく、今度はVR酔いとの戦いになります。しかしすべての移動型ソフトでVR酔いするわけではないので、何らかのVR酔いに結びつく要因があるのだろうと思います。

現時点で何かキラーアプリがそんなにあるわけではなく、このHMDデバイス自体が新しいという状態で、このプラットフォームが成長する過程を一緒に楽しめないと、今すぐ手を出す意味は少ないかなと思います。ソフトのラインナップを冷静に見て、本当にやりたそうなものがあるかどうかを確かめてからPS VRを購入…と言いたいところなんですが、スクリーンショットを見るのと実際にプレイするのでは印象が全然違うということもあるので、難しいところです。